研究課題/領域番号 |
14580232
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研究機関 | 秀明大学 |
研究代表者 |
塩沢 泰子 秀明大学, 国際協力学部, 助教授 (90265504)
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研究分担者 |
平野 道代 茨城大学, 教育学部, 助教授 (70272101)
佐々木 雅子 秋田大学, 医学部, 助教授 (00292392)
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キーワード | 遠隔授業 / 英語コミュニケーション / 口頭説得力 / SCS / テレビ会議 / ICT / ディベート / 異文化理解 |
研究概要 |
今年度は、英語口頭能力育成のためのICT活用検討を目的とし、SCSに加え、ISDN,IPベースの機器を用いての接続実験、合同授業を多岐にわたって実施し、得られた知見や成果を学会や論文で発表した。 まず、IP接続に関しては、購入したVia Videoを用いて、NIME、ハワイ大、秀明大を中心に5回にわたり接続実験、遠隔会議を行った。画像、音声とも良好で、少人数の授業に十分活用できることがわかった。また、電子スライド、ビデオ、書画カメラなどのワークスペース共有効果を実験・確認した。Firewallの問題は、使用PCのアドレス指定による一時的ポート開閉操作などにより解消することを確認。また、Trafficや帯域による画像停滞が起こっても音声が途切れなければ意思疎通にあまり支障がないことも判明した。茨城大では水戸・日立・阿見キャンパスTV会議システム接続実験を実施し、IPとSCS接続の可能性も探った。 従来のSCSならびにSCSとISDNを接続しての合同授業や会議もNIMEの技術支援により、5回実施した。具体的には、秋田大-茨城大でSCS合同授業「英語シンポジウム」を3回実施。三重大も視聴参加。インターネットを活用し、授業後に英語で討論する場を設けた。秋田大、NIME、ハワイ大による合同授業を2月に実施。茨城大は視聴参加。秋田大-グリフィス大(豪州)の合同授業を3月に実施。合同授業にあたっては2大学間を中心に行うのがスムーズであるが、視聴者の発言の時間を確保する必要性などが指摘された。研究報告、研鑚活動としては、9/9大学英語教育学会全国大会にてワークショップを研究会で開催。また、獨協大にてOral Communication Festival(12/14)を主催。講演者として南イリノイ大学のDr. Stuckyを招へいし、英語コミュニケーション指導法に関する専門的知識の供与を受けた。平野、佐々木は次の講演を行った。"Cross-sectional Teaching of Debate and Performance"(佐々木)、"Creating and Staging Ethnographic Performance"(平野)
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