研究概要 |
今年度は、学習者の自律的なライティング学習を促しネットワーク型学習の教授を効果的・効率的に支援するための環境整備と素材開発に着手した。 1)ライティング用資料アーカイブデータの準備:平成13、14年度で蓄積してきたライティング添削データのうち電子メールによるものを分類し、合計で294,502語、1,416通(レコード)、平均208.0語/通の基礎データを作成した。これを第I期の添削指導事例データとして、次年度は利用可能なインターフェースの作成を試みるとともに、さらにデータの蓄積と分類を進める。 2)サーバーの導入:データを蓄積しデータベースとして公開・運用するためのインターネットサバーを導入した。 3)ライティングのテーマとなる素材の開発:オンラインで利用可能なピクチャーディクショナリーを開発するための素材(デジタル写真データ)の収集と分類作業を行った。作業用にデスクトップパソコン及びノートパソコンを導入した。 4)被験者の英語運用能力測定:対象となる学習者の英語運用能力を測定するために多肢選択式テストを実施した。実施にあたってマクシートを導入した。結果は分析中。 5)その他:実験授業の記録および素材ビデオ編集のためのビデオカメラとモニター、DVD再生機等を導入した。映像素材についても蓄積中であり、次年度の教材化と運用実験を検討している。
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