研究課題
基盤研究(C)
本研究は、後期中等教育段階に相当する情報基礎教育にふさわしい学習内容を検討し、その内容に基づくディジタル教材を収集し蓄積することを目的として、2年間実施した。ディジタルコンテンツ蓄積・利用評価・システム構築に関して、次のような成果が得られた。1 必要とされるティジタルコンテンツの枠組み情報基礎教育を教授するために必要な内容を整理し、これに基づいた教科書「ネットワーク社会における情報の活用と技術」の執筆と編集を、本研究のメンバーを中心に進めてきて、2003年2月に刊行できた。2 ディジタルコンテンツの収集と蓄積教育用コンテンツを蓄積するためには、何が必要で、どう集めるかが課題となる。このために、関係学会・集会等で呼びかけ、講義資料・用語集・試験問題等を授業担当者から提供いただき蓄積している。3 利用評価我々の検討している教育内容と、高校普通教科「情報」の内容との差異を検討した。この検討をもとに、高専の学習項目として必要であるかどうか、実際の授業での実践を通して検討した。4 公開システムの構築作成・収集したディジタルコンテンツをインターネット上で公開するため、インターネットサーバを作成した。このサーバは、RAIDによる大容量・高信頼性のディスクを持ち、セキュリティにも配慮したものである。また、バックアップサーバにより安全にコンテンツ同期が行えるよう整備した。
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