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2002 年度 実績報告書

高機能広汎性発達障害児の教科学習指導と社会性の指導に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 14580269
研究機関東京学芸大学

研究代表者

伊藤 良子  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (00143628)

研究分担者 谷口 清  東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (50200481)
奥住 秀之  東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (70280774)
しま田 征子  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (30090533)
キーワード高機能広汎性発達障害 / 自閉症 / アスペルガー障害 / ストレス / ソーシャルサポート / 移行支援 / 作文指導 / 他者意識
研究概要

平成14年度は次の4つの研究を実施した。第1は、高機能広汎性発達障害児をもつ親を対象に、子どもが入園・就学する際に感じたストレスとソーシャルサポートの関係を調査した。その結果、移行前に問題が顕在化している方が多くの専門機関からのサポートを受けており、それらがストレスの軽減にとっても有効であることが明らかになった。また、入園・就学という移行に際して必要な支援として、専門機関と移行先との連携、保健センターや就学相談機関の改善が要望として示された。第2は、小学生・中学生の高機能広汎性発達障害をもつ親を対象に、現在かかえているストレスとソーシャルサポートとの関係を調査した。その結果、早期からの専門的な支援が、後の親のストレスの軽減にとって大きな役割を果たすことが示された。また、現在受けているフォーマルサポートの中でストレスの軽減に有効なものは、「医療」、「地域機関」「親の会」であった。しかし、学校からのサポートは低く、療育・専門機関による学校への助言・指導に関する強い要望が示された。第3は、軽度発達障害児に対する作文指導に関する研究を実施した共同問題解決を導入することにより、作文における文字数、記述内容、因果的関連、接続語、心的状態語の増加が認められた。第4は、高機能自閉症児に対する遊び指導について臨床的研究を実施し、他者意識との関係から分析した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 伊藤 良子: "自閉症児の遊びとコミュニケーション"発達. 92. 23-29 (2002)

  • [文献書誌] しま田 征子: "協同問題解決で知的障害生徒は相手によってどのように行動を変えるか?"特殊教育研究施設研究報告. 2. 25-31 (2003)

  • [文献書誌] 大島 美紀: "高機能広汎性発達障害児の心理教育的ニーズの検討I"特殊教育研究施設研究報告. 2. 41-49 (2003)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2014-02-06  

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