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2003 年度 実績報告書

メディア暴力が子どもの非社会的行動に与える効果についての研究

研究課題

研究課題/領域番号 14580272
研究機関東京学芸大学

研究代表者

和田 正人  東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (40302905)

研究分担者 佐々木 輝美  国際基督教大学, 教養学部, 教授 (70235258)
キーワードメディア暴力 / メディア接触行動 / 非社会的行動 / テレビ暴力 / テレビゲーム暴力
研究概要

本研究は、子どものメディア暴力への接触行動を、メディアごとに類型化し、ぞれぞれの類型化に応じて、子どもの非社会的行動への効果がどのように表れるかを明らかにすることを目的にした。メディアの類型化においては、テレビ番組への接触行動を基準にしておこなった。また、効果を測定する尺度としては、子どもの発達に応じた非社会的行動の尺度について検討を行った。研究対象をテレビ暴力番組視聴に限らずに、メディア暴力として広げて、テレビ暴力番組の類型化を用いて、多くのメディアを扱うことにより、メディア暴力についての統合的な知見を得ることとした。
「メディア接触の志向」及び「非社会的行動」に関する文献を収集検討し、さらにコンピュータに入力・データベース化の準備を行った。
メディア暴力の基準設定、選定において、メディア暴力の基準は、基本的に佐々木輝美(1991)によるテレビ暴力番組の定義を用いるが、収集した文献等に基づき、修正して使用することとした。また、定義に基づき、接触しているメディア暴力の選定を実施中である。そこで、メディア暴力として、子どもが最も接触しているテレビ番組と、さらに、メディア暴力として効果が大きいことが、研究成果として示され始めたテレビゲームを主として扱うことが適切であることが考えられた。
さらに測定尺度の設定として、 1)メディア接触行動:Schrammら(1961)の現実志向、空想志向の定義に基づき、Furu (1971)が用いたアンビバレンスの測定尺度、Klapper (1960)の逃避的メディア内容の機能に関する尺度などを主に参考に、収集した文献等に基づき、質問項目を作成して、予備調査を行いつつある。
2)非社会的行動:効果理論それぞれの定義に基づいて対応づけられた、非社会的行動についての質問項目について、設定途中である。
現在は、子どもが直接にメディア暴力の影響を受けることによる非社会的行動だけではなく、非社会的行動の影響を受けた友人からの影響についても予備調査を行っている。

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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