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2004 年度 実績報告書

障害児における書字指導プログラムの作成に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 14580277
研究機関上越教育大学

研究代表者

大庭 重治  上越教育大学, 学校教育学部, 教授 (10194276)

研究分担者 惠羅 修吉  上越教育大学, 障害児教育実践センター, 助教授 (70251866)
キーワード書字 / 学習支援 / 障害児
研究概要

書字行為には,知的機能,視覚機能,微細運動機能などの獲得が求められる。このため,知的障害児や視覚障害児の中には,正しい字形で文字を書くことができないなど,書字学習につまずきを示す者が少なからず存在する。また,文字そのものを書くことができても,生活の中でそれらを活用することに困難を示す者が存在する。そこで,これらの問題を抱える子どもたちに適応可能な書字指導プログラムの作成を目標として,書字行為における発達特性に関する基礎的研究を継続して実施した。
平成15年度までに実施した研究のデータ分析を継続するとともに,書字学習困難児を対象にして,その発達支援方法について臨床的に検討した。
具体的には,以下の研究成果を得ることができた。
1.知的障害児や視覚障害児の書字課題遂行中の手指の動きに関する分析に基づき,筆記用具の把握過程及び把握形態について検討した。
2.大学内の施設及び近隣の学校において,ADHD児,知的障害児,視覚障害児を対象として,書字の獲得過程,及び書字が獲得されているにもかかわらず,それらの活用が困難な児童の学習過程について,継続的にデータ収集を行い,発達支援方法について検討した。
3.本研究において得られた研究成果を整理し,9月に開催された日本特殊教育学会において,「書字学習を支援する」というテーマでシンポジウムを開催し,研究成果を公表した。また,これらの研究成果を含め,研究において得られた成果は冊子及びインターネット上においても公開した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 書字学習困難児の発達特性と学習支援2005

    • 著者名/発表者名
      大庭重治
    • 雑誌名

      上越教育大学研究紀要 22,3

  • [雑誌論文] 特別支援教育と発達支援に関する覚書2005

    • 著者名/発表者名
      大庭重治
    • 雑誌名

      上越教育大学障害児教育実践センター紀要 11

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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