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2003 年度 実績報告書

潜在的科学能力を引き出し科学的認識の深化発展を促す総合科学実験教材の開発

研究課題

研究課題/領域番号 14580296
研究機関鳴門教育大学

研究代表者

今倉 康宏  鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (10112640)

研究分担者 早藤 幸隆  鳴門教育大学, 学校教育学部, 助手 (40325303)
佐藤 勝幸  鳴門教育大学, 学校教育学部, 助教授 (80187179)
齋藤 昇  鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (60221256)
キーワード色の科学 / アゾ色素 / 構造解析 / 機器分析 / 染色 / 連携協力の構築 / 総合科学実験の体験 / 実践教育
研究概要

「潜在的科学能力を引き出し科学的認識の深化発展を促す総合科学実験教材の開発」の研究課題として15年度は下記の研究実績を上げた。
1)合成色素(アゾ化合物)を課題とした教科横断的・総合科学実験カリキュラムの試行
14年度に開発した六段階からなるアゾ色素を用いた教科横断的・総合科学実験教材を以下に示したように高校の教育現場の教育条件を考慮した五段階からなる教科横断的な総合科学実験プログラムに改良し実践試行した。第一段階:アゾ化合物の歴史,産業,応用,環境問題,合成方法について情報検索;第二段階:ジアゾニユム塩の反応性,数種のアゾ化合物(染料の合成);第三段階:アゾ染料の構造解析,機器(NMR・IR・UV・MS)の利用とその原理;第四段階:合成したアゾ色素による染色の実践,種々の繊維に対する染色効果;五段階:実験研究の発表・討論・自己評価
本科学実験プログラムの特徴は,不安定なアゾ色素の簡便な合成法を考案し,それらの色素を冷凍保存することによって,安全に長期にわたって課題研究に利用でき,総合的に物質を探究する能力と潜在的科学能力を引き出し科学的認識の深化発展を促すことができ,学習者は,色々な実験試料を選択し,応用・実施できる実験方法を提唱したことにある。本教材は,SSHの指定高校に十分利用できる教材である。これらの結果を一部論文としてまとめ「化学と教育」(日本化学会編)に投稿中である。
2)中学・高校生を対象にした「アゾ色素を用いた総合科学実験研究の体験」の公開講座を実施(3日間)とまとめ:大学・教育委員会・現場教師・地域の専門家との連携により実施後,実践指導力から見た現場教師の専門知識の向上と学生・院生の実践例及び学習者の潜在的科学能力を引き出し科学的認識の深化発展を促す

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 田中 孝志, 今倉 康宏, 高津戸 秀: "顔の表面から分泌される脂質中に含まれるコレステロールの検出・単離実験"化学と教育. 51・8. 508-510 (2003)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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