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2003 年度 実績報告書

長期的発達の視点からの英語文章産出モデルの構築

研究課題

研究課題/領域番号 14580311
研究機関名古屋学院大学

研究代表者

佐々木 みゆき  名古屋学院大学, 外国語学部, 教授 (60241147)

キーワード日本人学習者 / 英語説明文 / 英語文章産出プロセス / プロトコールデータ / プロセスライティング / 量的研究 / 質的研究
研究概要

本研究は、日本人学習者の英語文章産出プロセスが、3年半にわたってどのように変化していくかを調査することを目的にしている。
平成15年度には、以下の4段階で計画を実施した。(1)初年度に、実験群に十分な人数が集まらなかったため、再度、15年入学の1年生から4人のボランティアを募った。又、1年次にプロセスライティングの授業を受けない統制群の新1年生からも、11人のボランティアを募った。それらの合計16人に、平成15年4月から5月にかけて、個別に英語説明文を書いてもらい、書き終わった直後に書いている時の様子を録画したビデオテープを見ながら、書いている最中に何を考えていたかを逐次話してもらい、オーディオテープレコーダーに録音した。採取したデータは、直後に転記した。さらに、基礎データとして、16人の英語力を測定し、学習経験や、英作文に対する自信や動機付けなどを調査した。(2)(1)で述べた実験群を含む大学1年生約50人に、プロセスライティングの授業を1年間受けさせた。(3)1年間の授業の後、(1)で述べた実験群と統制群の1年生16人に、(1)と同じ様な課題・同じ方法で、書くプロセスのプロトコールデータを採取・転記した。その結果、A.実験群と統制群ともに、書く量や速さは、変化しなかった、B.両群ともに、英作文の得点は上昇した、C.実験群だけが、書く前に作文全体の構成をするようになった等の予備的結果が得られた。(4)さらに、平成14年度に1年生だった実験群11人に対しては、7月に(1)と同じ方法で書くプロセスのデータを取り、英語力を測定したり、それまでの学習経験や動機付けの調査を行った。この時期にデータを取ったのは、実験群のうち半数以上が、8月以降中・長期留学に出発したためである。彼らが留学から帰ってくる平成16年7月にさらにデータを取り、留学が書くプロセスに与える影響を調査する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Miyuki Sasaki: "A Scholar on the Periphery : Standing Firm, Walking Slowly"Writing for Scholarly Publication. 211-221 (2003)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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