研究課題/領域番号 |
14580315
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研究機関 | 筑波技術短期大学 |
研究代表者 |
小林 正幸 国立大学法人筑波技術短期大学, 障害者高等教育センター(障害者支援研究部門), 教授 (50215365)
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研究分担者 |
石原 保志 国立大学法人筑波技術短期大学, 助教授 (70212917)
三好 茂樹 国立大学法人筑波技術短期大学, 助教授 (80310192)
中瀬 浩一 国立大学法人筑波技術短期大学, 講師 (20369309)
白澤 麻弓 国立大学法人筑波技術短期大学, 助手 (00389719)
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キーワード | 聴覚障害 / 遠隔授業 / ルビ / 学年別 / 音声認識 / 字幕 / リアルタイム / 携帯電話 |
研究概要 |
1.日本特殊教育学会第42回大会において、リアルタイムでかな漢字混じり文と学年別にルビを付加するシステムの開発と、この学年別ルビ付加の効果と有効性についての研究成果を発表した。 2.日本工業出版「画像ラボ」の月刊誌に、「音声認識を利用したルビ付加字幕提示システム」を掲載し、本システムの効果と有効性を公開した。 3.聴覚障害者が個々の漢字の読み能力に応じて自由に漢字のルビ付加の設定ができるパソコンを活用した「学年別ルビ付きリアルタイム字幕提示システム」を開発し、本学聴覚部の非常勤講師が担当している講義の情報保障として使用した。この際に実施したアンケート調査の結果から、学年別ルビ付加機能の効果と有効性が検証された。 4.NHK等の生字幕で使用されているキーボードのマルチ入力方式、要約パソコン入力や音声認識入力との様々なリアルタイム文字入力方式に対応したリアルタイム字幕提示システムを開発した。 5.前記4で開発したシステムを更に改良し、簡単な操作でリアルタイムでかな漢字混じり文と学年別にルビを付加する機能と、すべての漢字にルビを付加して提示する機能を選択できるソフトを開発した。 6.携帯電話を用いたどこでも誰にでも簡単にリアルタイム字幕提示の情報保障ができる携帯電話対応リアルタイム字幕提示システムのプロトタイプを開発した。 7.映像切り替え機能を内蔵し、話者と手話通訳者の映像を合成して提示した画面に、前記のような様々なリアルタイム字幕提示システムを用いた字幕を合成できる機器を開発した。
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