研究課題/領域番号 |
14580316
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研究機関 | 筑波技術短期大学 |
研究代表者 |
石原 保志 筑波技術短期大学, 教育方法開発センター・(聴覚障害系), 助教授 (70212917)
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研究分担者 |
内野 權次 筑波技術短期大学, 教育方法開発センター・(聴覚障害系), 教授 (30100811)
大沼 直紀 筑波技術短期大学, 教育方法開発センター・(聴覚障害系), 教授 (20169022)
小林 正幸 筑波技術短期大学, 教育方法開発センター・(聴覚障害系), 教授 (50215365)
三好 茂樹 筑波技術短期大学, 教育方法開発センター・(聴覚障害系), 助手 (80310192)
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キーワード | 聴覚障害 / 発話指導 / 遠隔地指導 / インターネット / 構音 / コミュニケーション |
研究概要 |
学内に設置した指導者用コンピュータと学習者用コンピュータを学内LANで接続して、予備実験を行った。送受信環境の設定は以下の通りである。 (1)マイク、スピーカ、カメラ:Creative WebCam5 WCAM5(2)キャプチャーサイズ及びフレームレート:352×288ドット(CIF),30fps(3)OS及びソフトウェア:Windows XP/Microsoft Netmeeting(4)ハードウェア:CPU Pentium3/1GHz/グラフィックカードGeForce2MX 上記の環境において、聾学校、難聴学級等で実際に聴覚障害児、者に対して発話指導を担当している教師10名を被験者とした模擬指導を実施した。被験者は筑波技術短期大学学生(21歳/男性/良耳の平均聴力レベル95dBHL)であった。各教師が交代で指導を試みた後、質問紙調査を行った結果、以下の回答を得た。 1.この方法は遠隔地発話指導に活用できると考えるか 活用できる:2名 活用できない:0名 条件付きで活用できる:6名 無記入:2名 2.条件付きで活用できるとした場合の理由 新しい音の学習ではなく既に獲得している音、習得途上にある音の学習には役立つ(2名)/対面指導を行ったことのある被験者に対しては役立つ(1名)/比較的聴力が軽い場合には役立つ(1名)/音声の伝達(音質)は良いのでイントネーションの指導等には役立つ(1名)/音節レベルでの指導、2音節程度の音の連鎖の指導には役立つ(1名)/話し手の話すスピードの調整が必要(1名)/映像、音声の改善が必要(1名)/映像と音声のずれ、タイムラグの改善が必要(2名)/指導者以外に機器操作担当者が付く必要がある(1名)/口元、舌が見えるようなカメラの固定位置、ズーム、照明の配慮が必要(3名)
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