• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2003 年度 実績報告書

小中学校のための地図教材システムの開発とそれを用いた学習の指導法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 14580317
研究機関東京家政学院筑波女子大学短期大学部

研究代表者

山島 一浩  東京家政学院筑波女子大学, 短期大学部, 講師 (90310193)

研究分担者 高藤 清美  東京家政学院筑波女子大学, 短期大学部, 助教授 (00279556)
キーワード地図教材 / 調べ学習 / 協調学習 / インターネット
研究概要

本研究は、小中学校のためのイシターネット地図教材ツールについて、複数の科目間での利用を目論んだ教材システムの開発し、それを授業でどのように使い指導していくかについて研究を行っている。本年度(2年目)は、地図表現の意味的データ構造と小中学校で利用するための視覚伝達のための可視化データ構造を検討し、地図教材ツールの開発を行った。設計した教材を小学校の授業で試行しながら、適宜フードバックさせて教材ツールとしての完成度を高めた。
本ツールは、インターネット技術でデータ交換を行うためのXML言語を利用している。地図は、国土地理院が研究をすすめている電子国土Webの情報とも連携し、これにより詳細な情報活用ができる環境を構築した。また、次のような調べ学習をすすめるためのツールを充実させた。1)土地利用の特長についてメッシュ地図を作成できる。2)調べた箇所についてのレポートを地図上にリンク登録する。3)あるテーマ毎に、児童・生徒が調べ歩いた情報(ルート情報)を登録し、発表の場で順番に地図の場所を変化させて紹介するツール。
本システムの地図に付与する情報は、画像、ベクターデータで記述している。それらを学習活動毎に構造化したデータとして蓄積していく。本教材を用いることで、調べた情報の位置関係、点・線・面の概念を扱う利用法、調べた内容について、分析や判断を行うプラットフォームとして本ツールを活用することができる。このように本教材は、他の教科との連携の図れる教材を狙い、特に総合的な学習の中で様々な教科と連携した教材開発を進めている。また、教師の授業設計を支援するための部品化したツールとそれを組み合わせて利用することを可能にした、児童・生徒-教師間で利用するシステムである。
本システムは、本年度末にインターネットでも公開(http://e-map.kasei.ac.jp/mapex/)を始めた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 山島 一浩: "小中学校のためのインターネット地図教材ツールの開発"日本図学会2003年度大会学術講演論文集. 33-36 (2003)

  • [文献書誌] 山島 一浩: "Web上で「人ナビ」情報の部品化とその情報統合シナリオの提案"電子情報通信学会第15回データ工学ワークショップ. (2004)

URL: 

公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi