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2004 年度 実績報告書

第二言語学習の個別性要因に関する基礎的研究-社会文化的要因を中心として

研究課題

研究課題/領域番号 14580340
研究機関津田塾大学

研究代表者

林 さと子  津田塾大学, 学芸学部, 助教授 (50228574)

研究分担者 田近 裕子  津田塾大学, 学芸学部, 教授 (80188268)
キーワード第二言語習得 / 言語教育 / 個別性要因 / 社会文化的要因 / 社会文化的1アプローチ / 多言語・多文化社会 / 日本語学習 / 英語学習
研究概要

平成8〜9年度の科学研究費補助金研究において,第二言語としての日本語学習者および英語学習者の多様性を,学習者集団の特性としてではなく,学習者一人ひとりの学習過程の「個別性」としてとらえ,一人ひとりの学習過程にかかわる諸要因とその相互作用を示す枠組(モデル)の提示を試みた。本研究では,最新の第二言語習得研究の成果をふまえ,先に示した枠組(モデル)の再構築を目的としている。とくに,世界各地で多言語・多文化状況における言語教育が求められている現在,重要な要因と考えられる社会文化的要因を中心として諸要因間の相互作用を探る。
平成14年度は,主として言語学習の個別性に関する理論的枠組を中心とした文献研究を行い,15年度は,文献研究で得られた知見をもとに,とくに社会文化的要因や社会文化的アプローチに関する研究に注目しつつ研究を進めた。16年度も,15年度に引き続き,多言語・多文化状況における学習者の個別性,社会文化的背景,学習環境などに焦点をあてた日本語教育,英語教育および関連分野の具体的な研究を学会誌,雑誌論文,学位論文などから収集し,分析を行った。
最終年度である今年度は,分析作業を続けるとともに文献・資料のデータベース化を進め,モデルの再検討を経て,再構築を目指し,さらに,この理論的枠組(モデル)と教育実践との関係性について議論を深め,研究成果を報告書にまとめる予定であったが,新しい研究の動向を背景とした分野であるため,文献・資料の収集および分析が中心の活動となった。モデルの再構築には至っていない。17年度に,報告書をまとめる予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 日本語学習の多様性と個別性-第二言語習得研究の視点から-2005

    • 著者名/発表者名
      林 さと子
    • 雑誌名

      津田塾大学紀要 37号

      ページ: 25-41

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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