| 研究概要 |
平成15年度の研究実施計画に添って研究実績の概要を述べる:
●計画の構築と解析:1.2^m-BFFDの場合:前年度に求めた実験総数が未知母数の数より小さいときの分解能R^*({1}|3)の計画について、分散分析と仮説検定を、ある代数の性質を用いて行った。その成果は、下記1編の論文である。
(1)Analysis of variance of balanced fractional 2^m factorial designs of resolution R^*({1}|3). Submitted.(日本数学会2004年度総合分科会(9月24日〜27日:於千葉大学)で口頭発表)2.2^<m_1+m_2>-PBFFDの場合:分解能R({00,10,01,20,02}|Ω)とR({00,10,01,20,11}|Ω)の計画を、実験総数が未知母数の数より小さいとき、行列方程式の解の存在条件に合う指標を用いて構築した。その成果は、下記1編の論文である。
(1)Partially balanced fractional 2^<m_1+m_2> factorial designs of resolutions R({00,10,01,20,02}|Ω)and R({00,10,01,20,11}|Ω).submitted.(科学研究費補助金・基盤研究(A)「実験計画法とその周辺における組合せ的構造の解明とその応用」(研究分担者:白倉暉弘、桑田正秀;平成15年12月4日〜6日)の研究集会と日本数学会2004年度年会(3月28日〜31日:於筑波大学)で口頭発表)
●最適基準作り:前年度に提案した要因効果間の別名係数を用いた各々3種類のGA-最適とGD-最適基準以外の基準は作れなかった。しかし、未だ改良の余地はあると思う。
●最適計画:上記で求まった分解能R({00,10,01,20,02}|Ω)とR({00,10,01,20,11}|Ω)の2^<m_1+m_2>-PBFFDを、2≦m_1,m_2≦4の範囲で求めているが、未だ全ての計算は終わっていない。
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