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2004 年度 実績報告書

外的変量を特定しない多変量手法における変数選択の研究とソフトウェアの開発

研究課題

研究課題/領域番号 14580352
研究機関岡山理科大学

研究代表者

森 裕一  岡山理科大学, 総合情報学部, 教授 (80230085)

研究分担者 飯塚 誠也  岡山大学, 環境理工学部, 講師 (60322236)
キーワード項目選択 / 主成分分析 / 情報量規準 / コレスポンデンス分析 / 適合度規準 / 変数選択ソフトウェアVASMM / Webアプリケーション / 変数選択マクロ
研究概要

本研究は,外的変量のない多変量解析手法(主成分分析,因子分析,コレスポンデンス分析など)における変数選択手法の規準を導出するとともに,各規準の評価とさまざま選択手法を試行錯誤的に利用できる変数選択ソフトウェアの開発を行うことである。
本年度の研究実績は,次の通りである。
(1)新しい選択規準の検討(量的変数に対して):昨年度に引き続き,外的変量のない多変量手法に対して,ある規準で情報量を求め,これを選択規準とする変数選択に対する検討を主成分分析で行うことと,主成分分析の選択規準として利用している拡張主成分の性能の評価を行った。
(2)新しい選択規準の検討(質的変数に対して):コレスポンデンス分析における変数選択規準として,通常用いられているコレスポンデンス分析の適合度規準3つを選択規準として利用することを提唱し,定式化を行った。
(3)実データでの検討:上記の各規準を実データに適用し,利用可能性や選択手順の性能を検討した。
(4)ソフトウェアへの実装:平成14〜15年度に構築してきたシステムであるWebオンラインシステムの補強と,これまで開発してきた統計専用パッケージRとXploReの関数に今回提唱した選択規準を実装した。また,すでに公開している変数選択のWebページ(VASMM, http://mol61.soci.ous.ac.jp/vasmm/)に,今回得られた知見を公開し,外的変量を特定しない多変量手法における変数選択の統合サイトとして整理を行った。
以上の各成果については,国際会議(COMPSTAT2004,プラハ)や国内学会(日本計算機統計学会第18回大会,いわき;同18回シンポジウム,横浜)で発表すると共に,計算機統計関連の書籍へ寄稿したり,日本計算機統計学会誌へ投稿したりした。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (3件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] コレスポンデンス分析における変数選択規準の検討2005

    • 著者名/発表者名
      森 裕一, 杜 暁東, 飯塚誠也
    • 雑誌名

      岡山大学環境理工学部研究報告 (受理済み)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 拡張主成分分析の性能の評価2004

    • 著者名/発表者名
      飯塚誠也, 森 裕一, 垂水共之, 田中 豊
    • 雑誌名

      日本計算機統計学会「計算機統計学」 16(2)

      ページ: 97-108

  • [雑誌論文] Orthogonal score estimation with variable selection in multivariate methods.2004

    • 著者名/発表者名
      Mori, Y., Fueda, K., Iizuka, M.
    • 雑誌名

      COMPSTAT2004 Proceedings in Computational Statistics(Antoch, J (ed))(Phisica-Verlag)

      ページ: 1527-1534

  • [図書] Applied Biostat - Case studies and Interdisciplinary Methods -2005

    • 著者名/発表者名
      Mori, Y., Iizuka, M., Tarumi, T., Tanaka, Y.
    • 総ページ数
      20/300
    • 出版者
      Springer

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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