研究概要 |
1.微細樽造を持つオブジェクトのモデリング方式の開発 ・観察距離が10cmから数10m程度の範囲で変化する場合を想定し,数百倍の形状分解能ダイナミックレンジに対応した階層化モデリング方式として,オブジェクトの形状特徴を考慮したOctree空間階層化法でデータ量の削減と高速処理が可能な方式を開発し発表した.(「視距離の変化に対応した高現実感モデリング法」日本VR学会論文誌,Vol.6,No.4,281-290,他) 2.観察者の形状認識特性を活用した効率的な描画方式の開発 ・従来のように観察距離に対応して形状の細かさを制御するだけでなく,描画後に観察者が形状を正しく認識するために不必要な情報を削減する高速アルゴリズムを開発し発表した.(「詳細構造を持つVRオブジェクトに対する観察者の形状認識特性を考慮した高現実感描画法」電子情報通信学会論文誌A,採録決定済,他) ・局部的に異なる詳細度レベルの表面形状にポリゴンを高速生成する新アルゴリズムを開発し発表した.(「VRオブジェクトの局部的な形状詳細度制御のためのマルチスケールパッチ生成法」電子情報通信学会論文誌D-II,採録決定済,他) 3.仮想空間表示のための実物体からの詳細構造取得法の開発. ・実物体3次元詳細構造取得のため,セルフキャリブレーション機能を持つ高分解能3次元形状計測法を開発し発表した.("A High Resolution 3D Shape Measuring Method Utilizing a Self-Calibration System",IWAIT2003,他) 4.ネットワークによる仮想空間共有の性能解析法と同期方式の開発 ・仮想空間共有時の実時間性能の解析方法と同期方式を開発し発表した.(「マルチメディアシステム解析のためのコックス型分布による確率分布の近似について」電子情報通信学会論文誌D-I, J85-D-I・9."A Synchronization Mechanism in Networked Virtual Environment", IEEE International Workshop on Knowledge Media Networking,他)
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