研究概要 |
1.動きのあるオブジェクトの形状認識特性を考慮した詳細度制御モデリング方式の開発 ・描画されるオブジェクト像に対する観察者の3次元形状認識特性として,輪郭形状および表面の色や明暗などの輝度変化に関するパラメータに加えて,新たに平行・回転移動の方向と速度パラメータを導入して形状詳細度制御を行い,動きのあるオブジェクトの表示処理を効率化する方法を開発した.(「動きのあるオブジェクトの形状認識特性を考慮した詳細度制御法」日本VR学会第8回大会論文集,3B1,497-500) 2.観察者の形状認識特性を活用した効率的な描画方式の開発 ・観察者の形状認識特性として,輪郭形状などの幾何学的手掛かりと,表面の輝度変化などの光学的手掛りを考慮したVRオブジェクトの高現実感描画アルゴリズムを開発し発表した.(「詳細構造を持つVRオブジェクトに対する観察者の形状認識特性を考慮した高現実感描画法」電子情報通信学会論文誌A,Vol.J86-A,No.7,781-791,他) ・局部的に異なる詳細度レベルの表面形状にポリゴンを高速生成する新アルゴリズムを開発し発表した.(「VRオブジェクトの局部的な形状詳細度制御のためのマルチスケールパッチ生成法」電子情報通信学会論文誌D-II, Vol.J86D-II,No.5,697-705,他) 3.ネットワークによる仮想空間共有の性能解析法と同期方式の開発 ・仮想空間共有時のネットワークの実時間性能の解析方式を開発し発表した.("An Evaluation Method for Network Systems Based on Delay Jitter Analysis",4th EURASIP Conference focused on Video/Multimedia Processing and Multimedia Communications,pp.569-574,他)
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