研究課題/領域番号 |
14580387
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研究機関 | 会津大学 |
研究代表者 |
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研究分担者 |
VAZHENIN Alexander 会津大学, コンピュータ理工学部, 講師 (10325970)
永松 礼夫 会津大学, コンピュータ理工学部, 助教授 (40172556)
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キーワード | 自己説明型コンポーネント / 教材 / アルゴリズム / フィルム / ビジュアル言語 |
研究概要 |
自己説明型コンポーネントの開発とその教材への応用という目的に対して、本年度は以下のような研究を行った。 1.課題:フィルムの理解向上を図るための補助的なフレームの追加 成果:ノード間の値やメッセージの交換、計算の伝搬を表すためのアニメーションを表現できるように機能を追加した。また、より性能の低いコンピュータでも実行できるように内部処理の改良を行い高速化をはかった。 2.課題:ネットワーク上でフィルムをやりとりするための内部言語の実装 成果:昨年開発したデータフォーマットは文字ベースの言語(XML)で実現しているため、その送受信にはSOAPを用いたデータのやりとりを実装しており、終わり次第実験を行う。 3.課題:フィルムデータベースの構築とデータ入力作業 成果:今年はフィルムを分類して保管し、ユーザプログラムから検索するための手法を試験的実装した。そのアルゴリズムが良く利用される学術分野またはその構造的特徴によって検索を行うことができる。今後、検索に使える分野やアルゴリズム的特徴の数を増やす必要がある。 4.課題:教育教材としての機能・インターフェースの評価 成果:今年度の夏に開催された高校生のためのプログラミングセミナーにおいて、高校生にアルゴリズムを教えるための副教材として、開発中のデモ・システムを使ってもらうことができ、アンケートと観察を通してシステムの評価を行った。ただし、対象者が少数であり、まだ開発の途上ということもあり、限定的な評価となった。今後、同様な機会を作り評価を続ける予定である。
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