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2003 年度 実績報告書

強力な並列計算モデルBSR^+のアルゴリズム実行環境の実現に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 14580398
研究機関九州産業大学

研究代表者

相 利民  九州産業大学, 情報科学部, 助教授 (60341294)

研究分担者 牛島 和夫  九州産業大学, 情報科学部, 教授 (40037750)
キーワード並列計算 / 並列計算モデル / BSR / 並列アルゴリズム / PRAM / BROADCAST指令
研究概要

PRAM(Parallel Random Access Machine)は並列計算の最も知られたモデルである。文献中の並列計算アルゴリズムはほとんどPRAMに属する並列計算モデルで書くアルゴリズムである。研究代表者などがBSR(Broadcasting with Selective Reduction)モデルに基づいて1999年に提案したBSR^+モデルは様々のPRAMの中で計算能力が最も強力である。色々な問題に対する時間最適なBSR(BSR^+)の並列計算アルゴリズムが発表されているが、BSR(BSR^+)の並列計算アルゴリズムが実行できる並列計算機はまだ存在していない。一方,LANの普及とPCの低価格化によって研究室の範囲で数台のPCを用いてBSR^+の並列計算アルゴリズムが実行できる環境を作ることが可能になってきた。二年目の研究は,一年目の研究成果に基づいて行った。任意の具体的な並列計算機はプロセッサの数量Pが定数であるが,並列計算の色々の問題に対して,問題の大きさNは変数である。アルゴリズム(プログラミング)の設計と具体的な計算機とは無関係であるのが原則で,並列計算プログラミングのレベルと具体的な並列計算機のレベルの間にはシステムソフトウェアが任意のNからPへの転換を提供するはずである。プログラミングのレベルのBSR^+を定義して,任意サイズNからPへの転換を行う各モジュールを分割した。各モジュールを実現するアルゴリズムを設計して,C言語でプログラムを完成した。Constructing a Random Binary Search Treeなどの応用問題のBSR^+の並列計算アルゴリズムを設計して,BSR^+並列計算アルゴリズムが実行できる環境をLANで実現可能なことを検証した。BSR^+の並列計算アルゴリズムが実行できる環境は,並列アルゴリズムの研究に対して,及び,並列アルゴリズムを用いて実際的な応用問題の解決に対して,十分な援助が提供できる。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] L.Xiang, K.Ushijima, etc.: "O(1) Time Algorithm On BSR for Constructing a Random Binary Search Tree"Proc.PDCAT 2003, IEEE Press. 599-602 (2003)

  • [文献書誌] Cunwei LU, Limin XIANG: "Optimal intensity-modulation projection technique for three-dimensional shape measurement"Applied Optics. 42・23. 4649-4657 (2003)

  • [文献書誌] L.Xiang, K.Ushijima, Jianjun Zhao: "An O(1) Time Algorithm for Generating Restricted Permutations"INFORMATION. 6・4. 417-426 (2003)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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