研究概要 |
1.試作システム全体の設計 人物動画像の入力から表情・動作を解析して、利用者の意識的・無意識的変化を認識するまでの一連のシステム機能について考察した。 2.動画像からの特徴パラメータの抽出 時間的に連続した動画像フレーム間で、顔面及び人体各部の動きの追跡を行う。そのために、表情・動作の時間変化から人体各部の動きの特徴パラメータを自動抽出する手法を考察した。 (1)表情3次元計測装置の開発 ビデオカメラ・プロジェクタ光源・スリット光源にカラーフィルタを組み合わせて、時間変化する顔面の3次元情報を計測する装置を開発した。その成果は国際的な学術誌(Optical Engineering -The Journal of The International Society for Optical Engineering)に掲載予定である。 (2)3次元探索空間を利用した動作追跡手法の開発 両眼カメラで撮影した動画像フレーム間での掌の動きの追跡と、動きの特徴パラメータの抽出を行う手法を開発した。この時、3次元探索空間を利用することによって自然な動きに適応できる効率的手法を開発した。その成果を国際会議(IAPR Workshop on Machine Vision Applications,2002)で発表した。
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