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2003 年度 実績報告書

電子化資料の保存を目的としたメタデータモデルとそれに基づくソフトウェアツール

研究課題

研究課題/領域番号 14580443
研究機関筑波大学

研究代表者

田畑 孝一  筑波大学, 図書館情報学系, 教授 (50026085)

研究分担者 永森 光晴  筑波大学, 図書館情報学系, 講師 (60272209)
阪口 哲男  筑波大学, 図書館情報学系, 助教授 (10225790)
杉本 重雄  筑波大学, 図書館情報学系, 教授 (40154489)
キーワード図書館 / 電子図書館 / ディジタル図書館 / メタデータ / 長期保存 / ディジタルオブジェクト
研究概要

すべてのディジタル情報資源を保存するという問題に対して有効な単一の解はなく、保存のポリシーに関する問題、保存に関わる組織と組織間の関係に関する問題、法的な問題、知的財産権に関わる問題、メタデータに関する問題など、さまざまな視点からの取り組みがなされている。本研究では、メタデータがディジタル情報資源の管理のみならず、ディジタル情報資源の保存のために役立つ強力な道具であると考え、上の課題と取り組んだ。
すなわち、インターネット上のディジタル情報資源を基に、蔵書(コレクション)構成を行う場合にどのようなメタデータを付与するかについて考察し、次の結果を得た。
(1)これまでの図書館では、その蔵書構成においては、情報媒体は印刷物のみであったので、構成法の分類は利用目的からのみでよかった。
(2)ところが、インターネット上のディジタル情報資源を基に蔵書構成をする場合には、それに加えて、資源をインターネットの各サイトからどのように調達するかが問題となる。言い換えれば各サイトの提供方法の水準、たとえば全文すべてか、あるいは目録のみかなど、提供方法の水準による分類が存在する。蔵書構成は、その水準分類と(1)の分類を組み合わせてできる二次元マトリックス上のどの格子点で行うかを定める必要があることを明らかにした。
(3)こうしてできる蔵書のメタデータ構成要素がすべて同じというのは合理的ではなく、当該蔵書のそれには、二次元マトリックスの格子点対応に予め用意しておく詳しさ(粒度)のメタデータ要素を付与するとよい。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Maria Luisa Calanag: "Linking Collection Management Policy to Metadata for Preservation - a Guidance Model to Define Metadata Description Levels in Digital Archives"Proceedings of the International Conference on Dublin Core and Metadata for e-Communities. 2002. 35-43 (2002)

  • [文献書誌] 杉本重雄: "ディジタルアーカイブとメタデータ"人工知能学会誌. Vol.18, No.3. 217-223 (2003)

  • [文献書誌] Maria Luisa Calanag: "Linking Preservation Metadata and Collection Management Policies"Collection Building. Vol.23, No.2(掲載予定). (2004)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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