• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2002 年度 実績報告書

QOLを考慮した高齢者の家庭内での活動範囲拡張支援システムに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 14580481
研究機関岡山大学

研究代表者

梶原 康博  岡山大学, 工学部, 助教授 (70224409)

研究分担者 宗澤 良臣  岡山大学, 工学部, 助手 (70274008)
大崎 紘一  岡山大学, 工学部, 教授 (60032942)
キーワードQOL / バーチャルリアリティ / モニタリング / 生活のリズム / EMG
研究概要

本研究では,高齢者の家庭内での活動範囲の拡張支援システムの開発を開発する.活動範囲を拡張するために,移動を補助するための手すり,移動補助具の開発日常生活活動における作業姿勢,筋負担を分析・軽減するための人工現実感を用いた活動範囲拡張支援システムの開発を中心行っている.本年度の研究成果概要を以下に述べる.
(1)高齢者の家庭内での活動状況モニタリングシステム:高齢者の安全確保を目的として,家庭内での活動状況および生活のリズムの変化を画像処理を用いてモニタリングできるシステムを開発した.本システムの開発のために,自然光による部屋内の明るさの変化に対応できる人物の認識手法,および生活のリズムのモデル化手法を提案した.
(2)手すりの効果の分析:家庭内での移動を補助するために用いられている手すりの効果を分析した.家庭内の玄関,廊下,台所において,手すりの高さが高齢者の歩行姿勢および歩行時の足,腰および腕の筋負担に与える影響および手すり使用時の身体各部位の筋負担の相互関係を明らかにした.
(3)人工現実感を用いた家庭内活動範囲拡張支援システムの開発:家庭内の様々な活動を被験者が仮想体験できるようにモーションキャプチャ機能を有する人工現実感装置を構築した.本システムにより,家具の高さ.奥行きなどの寸法が高齢者の作業姿勢,日常生活活動における身体各部の軌跡に及ぼす影響の分析を可能にした.さらに,被験者が仮想空間内で物を持ち上げたり,机などに手をついた感覚を与えることのできる力覚装置を開発した.

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 常定和也: "Monitoring System for Supporting the Self-reliance of the Elderly"Proceedings of the Sixth China-Japan International Conference on Industrial Management. 446-451 (2002)

  • [文献書誌] 梶原康博: "Analysis of the Effects of Handrails to Support the Elderly in Extending Their Activity Range"Proceedings of the Sixth China-Japan International ConferencE on Industrial Management. 543-548 (2002)

  • [文献書誌] 梶原康博: "An Assistant System for Sustaining the Variety of Activities of the Aged People in House by the Use of Virtual Reality"Proceedings of 2002 Seventh International Pacific Conference on Manufacturing & Management. 101-106 (2002)

URL: 

公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi