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2002 年度 実績報告書

電子商取引におけるwebサーバアクセスオペレーションの性能評価法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 14580489
研究機関早稲田大学

研究代表者

高橋 敬隆  早稲田大学, 商学部, 助教授 (20329064)

キーワード社会システム工学 / オペレーションズ・リサーチ / システム性能評価 / 待ち行列理論 / 電子商取引
研究概要

電子商取引(EC)におけるwebサーバアクセスオペレーションの性能評価法を確立するためには:(1)ECアプリケーションユーザがproxyサーバを介して,webサーバにアクセスする手順(プロトコル),オペレーションを詳しく調べ,モデル化する問題;と(2)モデル化したオペレーションを待ち行列理論を用いて解析する問題とがある.
本年度前半は,研究実施計画どおり,問題(1)におけるwebサーバにアクセスする際のプロトコル・オペレーションをサーベイし,モデル化において本質的と思われるシステム挙動を明確にした.と同時に,問題(2)におけるモデル化を検証(妥当性を確認)するためのシミュレーションを作成した.
補助金により,個々(マザーボード,CPU,メモリ,ハードディスク,PCケース,PCタップ等)の部品を購入し,報告者の所属部局(早稲田大学商学部)では最も高速でメモリ容量の多いコンピュータを組立てた.但し,マザーボードに障害があったため,組み立てにかなりの時間を費やしてしまった.
本年度後半は,シミュレーション実験をやや遅ればせながら実施する一方,研究実施計画どおり,問題(2)を取り扱った.webサーバへのアクセス要求をポアソン過程と見なし,proxy/webサーバにおける内部処理時間は極めて高速であるためゼロと見なす,待ち行列モデルを設定・提案した.本提案モデルを残余仕事量に着目したマルコフ解析を行なった.その結果,所要の評価尺度(ECアプリケーションユーザの応答遅延時間)を求めることに成功した.この成果を国内学会(2002 PC Conference)に発表した.更に,実験結果を加え,学会論文誌に投稿する予定である.

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 鎌田拓平, 高橋敬隆: "プロキシ・キャッシュを用いたウエブサーバの性能解析法"2002 PC Conference論文集. 168-171 (2002)

  • [文献書誌] 高橋敬隆: "わかりやすい待ち行列システム:理論と実践"電子情報通信学会. 160 (2003)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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