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2002 年度 実績報告書

組織の進化的学習過程のモデル化とシミュレーション

研究課題

研究課題/領域番号 14580490
研究機関早稲田大学

研究代表者

高橋 真吾  早稲田大学, 理工学部, 教授 (20216724)

キーワード組織学習 / ネットワーク型ハイパーゲーム / 進化 / 相互学習 / 消費者選好
研究概要

本年度は,組織学習の進化的アプローチのためにネットワーク型ハイパーゲームの一般化をもとにしたモデル化とシミュレーション,および組織学習の応用として消費者選好の進化過程のエージェントモデルとシミュレーションについて主に研究を行った。
前者については,従来限定的な利得行列を用いたハイパーゲームの相互学習モデルを,一般利得の行例へと拡張し,それらについて相互学習が行う基本的シミュレーションを行い学習過程を確認した。これにより,組織学習の一般モデルへの示唆が得られた。
後者については,組織学習の応用分野として,消費者集団における選好関数の進化,学習過程をモデル化し,そのシミュレーションを遺伝的アルゴリズムにより行った。モデルは,消費者集団と,消費者にとっての環境である製品の動的変化を表す製品空間とを区別し,製品空間の動的特性を変化させて,環境の変化に消費者集団がいかに適応していくかを解析する枠組を整えた。シミュレーションでは,消費者の選好の進化過程の特徴を抽出することに成功した。
これらの研究成果について、計測自動制御学会システム工学部会研究会等において発表を行った。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 高橋 真吾: "消費者選好の進化のエージェントベースシミュレーション"計測自動制御学会システム工学部会研究会論文集. 23-28 (2003)

  • [文献書誌] 高橋 真吾: "組織学習の基本問題とシステムアプローチの関連"経営情報学会春季研究発表大会予稿集. 276-279 (2002)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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