前年度設定したコア成分のストックデータを用いてパッケージデザインの試作および評価を行い、その提案にリンクしたあり方で、他のメディア(ICチップデータ/センターデータベース/NetWebsite)との視覚伝達的視点からの関係性を考察した。 製薬会社の薬品管理調査において、今後数年以内にICチップによるデータ管理の可能性があることが分かった。Network社会における1つのあり方として期待できる。この想定されるICチップの端末としてのPC画像のプレゼンテーションが、本研究の1つである医薬品パッケージデザインとリンクしたとき、薬運用の安全性におおいに寄与できうると考える。ペーパーメディアとしてのパケージデザインとWeb端末画像は分かりやすくリンクされねばならない。 現在、薬の相互作用に関する日常的端末画像はない。それゆえ生活者に直接関わるのはパッケージからのメッセージであり、薬の関係性が読み取りやすい簡潔な視覚伝達デザインが求められる。近い将来、携帯電話の映像機能から、暗号化された図像を解析して、簡単にそれら相互作用を認識できるようになると思われる。そんな将来を見据えて、現状の安全へ向けてのさまざまなメディアがリンクしたデザインを考察している。 1.パッケージ上への相互作用に関する分かりやすい表現 2.ICチップによるデータ管理の画像表現 3.PC画像のプレゼンテーションの分かりやすい表現 以上を本年度研究の中心課題とした。
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