研究課題/領域番号 |
14580530
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
核融合学
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研究機関 | 核融合科学研究所 |
研究代表者 |
尾崎 哲 核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 助教授 (50183033)
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研究分担者 |
須藤 滋 核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 教授 (50142302)
佐藤 国憲 核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 助教授 (70126861)
田村 直樹 核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 助手 (80390631)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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キーワード | 高エネルギー粒子 / 隆盛粒子分析器 / ICRF加熱 / 不純物ペレット / 荷電交換 / LHD / ヘリカル / プラズマ |
研究概要 |
中性粒子分析器の設置ならびに調整を行なった後、プラズマ実験を行った。不純物ペレットを実際にプラズマに入射し高エネルギー粒子との荷電交換による中性粒子を観測することができた。エネルギーチャンネル数は16、エネルギーは最大170keVまで測定した。ペレット入射する前の受動荷電交換粒子計測により器機の調整を行った。その後ペレットを入射してペレット荷電交換粒子計測を行った。この方式の利点はペレットが溶発する限られた領域で中性粒子が発生するため局所的な情報を得ることができることである。ペレットの入射の後方から観測することにより半径方向の分布が計測できる。ペレット入射時の発生量は受動荷電交換粒子計測時に較べてけた違いに大きいので、計測はカウンティングモードと電流モードの両方が同時に測定できるようにした。実験では電子サイクロトロン加熱プラズマ、中性粒子加熱ビームプラズマおよびイオンサイクロントロン加熱プラズマの3つの場合に付いて計測した。中心加熱電子サイクロントロン加熱プラズマではプラズマの中心付近に高エネルギー粒子が多く観測された。中世粒子加熱ビームプラズマでは磁場によって共鳴損失と思われるエネルギースペクトルの欠損が観測された。イオンサイクロトロン加熱では垂直方向の粒子量が増大し、ペレットが過熱の共鳴面を通過するときに特に高エネルギー粒子の発生量が増大しており、共鳴面を実験的に検証できた。
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