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2003 年度 研究成果報告書概要

神経細胞Purα蛋白の構造変化とその生理的役割

研究課題

研究課題/領域番号 14580741
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 神経化学・神経薬理学
研究機関大阪大学

研究代表者

郭 哲輝  大阪大学, 医学系研究科, 助教授 (50126570)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
キーワードPurα / Purα結合蛋白(PurBP) / オーバーレイアッセイ / PURエレメント / 脳 / 一本鎖DNA / 核抽出物 / Single stranded DNA (ssDNA)
研究概要

Purα蛋白(42kDa)とそのターゲットDNA(一本鎖PURエレメント;GGNの反復配列)との結合は、アイソトープラベルしたDNAとの反応後、非変性ゲルを用いたゲルシフトアッセイで解析できる。同じ系を用いて非変性ゲルを銀染色、或いは、イムノブロットを行うと銀染色の強度、或いは、GST-Purαとの抗体反応性が高まる。
銀染色、イムノブロットの反応性は、1)PURエレメントの塩基配列に、2)カルモデュリンに、また、3)カルシウム濃度に依存し増強されることが、更に4)マウス脳の内在性Purαを用いた実験も同様な挙動が認められた。これらの結果はゲルシフトアッセイの結果と完全に一致すること、その感度はアイソトープラベルDNAを用いたゲルシフトアッセイに匹敵する。これらイムノブロットの解析は、ゲルシフトアッセイに代わる簡便な方法と考えている。
この増強反応はPurαの構造変化に基づくと考えていたが、PURエレメントやカルモデュリンが、また、カルシウムイオンがPurαポリマー(160-189kDa)に作用し、PURエレメント結合型のPurαモノマー形成を促進している可能性に気がついた。Purαは、他の組織に比べ脳内で多量に発現していることなどから、Purαポリマーとモノマーの存在意義とこれら変換機序を神経活動の観点から検討する。
マウス脳の核抽出物には、PurBPが存在することを見出した。本PurBPはPurαと同様に脳に多量存在すること、そのp Iが中性を示すこと、その分子サイズなどから新規蛋白質の可能性を考えている。PurBPの精製とcDNAクローニングを試みる。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Ling-Hui Zeng, Takahiro Fujimoto, Naomasa Miki, Che-Hui Kuo, et al.: "Characterization of novel Purα-binding proteins in mouse brain"Neurochemistry International. (in press). (2004)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] LingHui Zeng, Takahiro Fujimoto, Emi Kumamaru, Yasuyuki Irie, Naomasa, Miki Che-Hul Kuol: Characterization of novel Purα binding proteins in mouse brain. Neurochemistry International. (in press). (2004)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

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公開日: 2005-04-19  

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