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2003 年度 研究成果報告書概要

ランダムミュータジェネシスによる遺伝子欠損モデルラットの開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 14580805
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 実験動物学
研究機関独立行政法人放射線医学総合研究所

研究代表者

原田 良信  放射線医学総合研究所, フロンティア研究センター, 研究員 (90192707)

研究分担者 辻 厚至  放射線医学総合研究所, フロンティア研究センター, 研究員 (60303559)
鬼頭 靖司  放射線医学総合研究所, 基盤研究部, 研究員 (20311376)
孫 学智  放射線医学総合研究所, 放射線安全研究センター, 研究員 (00284323)
研究期間 (年度) 2002 – 2003
キーワードラット / クロラムブシル / ミュータジェネシス / 遺伝子欠損 / モデル動物 / マイクロアレイ
研究概要

ラットの新規突然変異体を作製する目的で、ランダムミュータジェネシスを行った。クロラムブシルを雄ラットに投与し、雌ラットと交配し、産仔の数を数えることによって、投与するクロラムブシルの最適量と最適な交配時期を検討した。その結果、クロラムブシルは体重1kgあたり5mg以上、15mg以下が良く、交配は投与後3週間から6週間の間に行うのが良いことが判明した。BN系統の雄ラットに10mgのクロラムブシルを投与し、正常雌ラット(F344)と交配した結果、雌ラットが得られた。この雌ラットは妊娠する能力があり、正常雄ラットと交配し、雄ラットを得た。母親である雌ラットと子供である雄ラットとを交配し、6匹のラットを得た。これらのラットを約1年間飼育したところ、皮膚がんが発生した個体や糖尿病が発症した個体などが観察された。この結果、これらのラットは遺伝子の一部に突然変異が挿入された突然変異体であることが推定された。この他、出征時の体の大きさが正常ラットの30%程度の矮小ラットも観察された。この矮小ラットはほとんどの場合、離乳前に死亡したが、成獣まで成長した個体も存在した。この個体は妊娠が可能であったが、正常ラットとの交配で生まれた産仔の中には、同じように矮小の個体も観察された。どの遺伝子に突然変異が起こっているかを確かめるため、DNAマイクロアレイを用いて、G5世代のラットについて遺伝子発現解析を行った。そのところ少なくとも10種類の遺伝子はほとんど発現していないと考えられ、これらの遺伝子は欠失型の突然変異のために発現が抑制されたと推定された。

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公開日: 2005-04-19  

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