研究課題/領域番号 |
14594002
|
研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
村松 泰子 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (30239545)
|
研究分担者 |
福富 護 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (90014745)
直井 道子 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (10073024)
大竹 美登利 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (40073564)
中澤 智恵 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (00272625)
佐久間 亜紀 東京学芸大学, 教員養成カリキュラム開発研究センター, 助教授 (60334463)
|
キーワード | 教員養成 / ジェンダー / 教職観 / 大学教員 / 高等教育 / 教員-学生関係 |
研究概要 |
本年度は、3年の研究計画のうち2年次の年度であり、下記のとおり研究を進めた。 1 昨年度実施した教員養成系大学の教員に対する質問紙調査「教員養成大学における教育活動に関する調査」の結果を分析・検討し、教師教育学会において研究発表「教員養成のヒドゥン・カリキュラム研究-ジェンダーの視点から-」を行った。調査は2003年1月に郵送自記式でおこない、1924通配布のうち703通(男性572、女性119、不明12)の回答を得た(有効回答率36.5%)。第一段階集計結果(1年次に報告済み)に続いて行った二次集計・分析の結果、得られた知見は次の通りである。 (1)担当領域によって、教職観と教授行動に違いがみられた。教科教育の担当者が、もっとも権威主義的な教師-生徒関係観を示した。 (2)性別によって、ジェンダー観と教授行動に違いがみられた。 (3)ジェンダー・バイアスの強度によって、義務教育段階における教師-生徒関係観、および高等教育における教員-学生関係観に違いがみられた。ジェンダー・バイアスの強い者の方が、権威主義的傾向の強いことが示された。 2 昨年度教員調査を実施した教員養成大学の学生を対象として、質問紙調査を計画し、実施した。調査対象は、教員養成大学8校(新構想大学を除く)の学部学生で、初等教育課程の在学者である。調査時期は、2003年12月〜3月であり、各大学の教員によって配布・回収した。調査項目は、学生からみた大学教員の教育活動、学生の職業観、教職観、教師志望の動機・理由、ジェンダー意識、などである。現在、調査結果を集計・分析中である。
|