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2004 年度 実績報告書

ジェンダーの視点からの教員養成・再教育プログラムに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 14594002
研究機関東京学芸大学

研究代表者

村松 泰子  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (30239545)

研究分担者 大竹 美登利  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (40073564)
直井 道子  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (10073024)
福富 護  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (90014745)
谷部 弘子  東京学芸大学, 留学生センター, 教授 (30227045)
中澤 智恵  東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (00272625)
キーワード教員養成 / ジェンダー / 教職観 / 教員養成課程学生 / 大学教員 / 高等教育 / 教員-学生関係
研究概要

1.教員養成系大学の学生への質問紙調査を、前年度の12〜1月に続き、4〜5月に実施し、8大学の教員養成課程の学生1209名の回答を得た。回答者は女子58%、男子42%で、対象8大学の学部生の構成とほぼ同率であった。主な結果は以下の通りで、意識としては男女平等を志向しながらも、すでにジェンダーを内面化している傾向がうかがえる。なお、新課程の学生の回答との比較分析は今後に行うこととした。
(1)在学大学への志望動機(複数回答)は7割強が「教員志望だから」、以下「学費が安い」「偏差値にふさわしい」で男女差はあまりない。女子は次いで「魅力的な学科がある」が多いのが特徴である。
(2)教員志望者の志望理由(複数回答)は75%が「子どもが好き」、以下「素晴らしい先生と出会った」「経済的安定」で男女差はあまりない。次いで女子は「専門的技術能力を生かせる」「比較的男女平等」、男子は「日本の教育を変革したい」である。
(3)中学・高校で生徒会長・副会長・委員会委員長など学校を代表する役割を経験した割合は男子が高い。
(4)小中学校の教師と児童・生徒の関係については、管理主義的な傾向がとくに男子に強い。
(5)大学の受講科目で女性教員の担当科目が2〜3割という学生が約半数、0〜1割以下の学生が30%に上る。
(6)大学の男性教員については「専門的知識の深い人が多い」、女性教員については「まじめな人が多い」「やさしい人が多い」というイメージをもつ学生が男女ともに多い。
(7)「ジェンダー」の語はおおよその意味を含め約8割が知っており、6割が夫婦同等に仕事・家事・育児をする生活を理想とするが、8割近くが「男女の違いを認め補い合う」ことを肯定している。ただし、「義務教育でもっと男らしさや女らしさを大切に」教育することには約8割が否定的である。
2.第1年次に行った教員養成大学の教員を対象とする質問紙調査について、これまでの分析結果を整理し全体的にまとめ、学生調査の結果と合わせ、最終報告書を作成した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 教員養成のヒドゥン・カリキュラム研究-国立教員養成系大学教員調査のジェンダーの視点からの分析を中心に-2004

    • 著者名/発表者名
      佐久間亜紀, 木村育恵, 福元真由美, 大竹美登利
    • 雑誌名

      日本教師教育学会年報 13

      ページ: 94-104

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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