スポーツにおいて女子学生が経験するセクシュアル・ハラスメントの現状とその特殊性

2003 年度 実績報告書

• 研究課題/領域番号: 14594013
• 研究機関: 大阪女子大学
• 研究代表者: 熊安 貴美江 大阪女子大学, 人文社会学部, 助教授 (90161710)
• 研究分担者: 井谷 恵子 京都教育大学, 教育学部, 教授 (80291433) ; 吉川 康夫 帝塚山学院大学, 人間文化学部, 教授 (90200964) ; 飯田 貴子 帝塚山学院大学, 人間文化学部, 教授 (60099554) ; 太田 あや子 武蔵丘短期大学, 健康生活科, 助教授 (80258946)
• キーワード: スポーツ / 女子学生 / セクシャルハラスメント

研究概要

【平成15年度】
平成14年度に行った「スポーツにおいて女子学生が経験するセクシュアル・ハラスメント」に関するアンケート調査を回収し、分析した。また、アンケート調査時に同意のあった数名に対し個別聞き取り調査を行うとともに、グループでの聞き取り調査も行って、データ分析のための補足資料とした。
1)中・高校在学中および現在の、体育・スポーツ領域内外でのセクシュアル・ハラスメント経験について、女子大学生を対象に実施した質問紙を回収した。
2)回収したデータをコンピューターに入力し、統計的に処理した。データ入力に際し、自由記述欄についてはまとめのためのフォームを別途作成し、項目立てて整理した。
3)個別聞き取り調査用の質問項目を作成し、任意で実施した。
4)グループ聞き取り調査の質問項目を作成し、実施した。
5)質問紙調査および個別/グループ聞き取り調査の結果より、スポーツの場と、スポーツ以外の場のセクシュアル・ハラスメントについて、差異を検討し、スポーツ領域におけるセクシュアル・ハラスメントの特殊性を考察した。
6)先行研究レビューとデータ分析の結果の一部の成果を、スポーツ社会学会にて発表した。