• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2002 年度 実績報告書

都市域の水・熱収支推定のための高精度蒸発散量算定手法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 14595003
研究機関東京大学

研究代表者

DUSHMANTA Dutta  東京大学, 生産技術研究所, 助手 (30291313)

研究分担者 弘中 貞之  東京大学, 生産技術研究所, 教務職員 (80218859)
虫明 功臣  東京大学, 生産技術研究所, 教授 (50011060)
キーワード蒸発散 / 陸面スキーム / 可能蒸発 / 実蒸発 / 都市水文
研究概要

千葉の気象観測所タワー2地点の対象とし、水・エネルギー結合モデルによって算定された蒸発散量と、土壌水分と植生に関するパラメータを用いて可能蒸発散量から実際の蒸発散量を算定したものとを比較した。土壌熱フラックス、土壌温度及び土壌水分観測値を検証データとして比較した結果、水とエネルギーを同時に解く結合モデルは蒸発散量を妥当に算定することができることが判明した。一方、Richards式を用いて蒸発散量を算定する前者の手法は土壌の圧力データでしか検証を行うことができなかったが、この手法では蒸発散量の解が1つ以上存在することが判明した。つまり、Richards式を支配方程式として蒸発散量を計算する手法を用いると、いくつかの異なる結果がでてきてしまうこととなる。この問題を解決するために支配方程式を解く際に陸面モデルを用いた結果、観測結果に近い蒸発散量の算定を行うことができた。
一方、本研究では異なる植生や異なる土壌幅のスペクトル特性を調べるために多スペクトル画像を用いた室内実験も行ったこれらの実験結果は、現在リモートセンシング情報から適切な土地情報を分類する手法を開発するために用いられている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Herath, S., Musiake., K.and Hironaka, S.: "A simulation study of infiltration facility impact on the water cycle of an urban catchment Water Resources Svstems-Hydrological Risk"Management and Development (Proceedings of symposium HSO2b held during IUGG2003 at Sapporo JAHS Publ. No9.281. (2003)

  • [文献書誌] Musiake K, Imbe M, Okui H, Hashimoto G: "Monitoring and Analysis of Implemented Infiltration System over Past20 Years"Proc.9^<th> Intl. Conference of Urban Drainage, Portland, Oregon, USA. 8-13 (2002)

URL: 

公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi