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2004 年度 実績報告書

NPOの組織・事業評価のための「公益指標」に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 14597009
研究機関東北公益文科大学

研究代表者

川口 善行  東北公益文科大学, 公益学部, 教授 (90343441)

研究分担者 高木 武夫  東北公益文科大学, 公益学部, 教授 (30337240)
伊藤 眞知子  東北公益文科大学, 公益学部, 助教授 (00280511)
渡辺 暁雄  東北公益文科大学, 公益学部, 講師 (20382749)
キーワード公益 / 指標 / NPO / NGO / 評価
研究概要

わが国においては、特に1990年代後半から、公共部門の一翼を担うものとしてのNPO活動への期待が高まり、様々な団体が生まれる一方、政府や自治体も様々な形でNPO活動を推進しようとしてきた。しかし昨今では、法人としての認定を取り消されるとか、NPOとしての実態に疑問が投げかけられるといった団体も生まれており、「公益」という観点から、NPOの組織評価及び事業評価を行うための具体的かつ実践的な指標を策定することが、ますます必要となってきている。
本研究は、NPO活動の本来的な意義が「公益の増進」にあることを踏まえ、公益を軸に据えた「公益指標」の開発と、その指標の妥当性に関する検証を行うことを目的としている。
平成16年度は、国内のNPO団体を対象にアンケートを実施し、その結果の取りまとめと分析を通して、「公益性」をどう保障・評価するかについての検証を行った。例えば、いわゆる「NPO法」の成果については、「特定非営利活動法人」として認定されることで「公益性」をより強くアピールすることが出来るようになり、会費収入や事業収益を伸ばしている団体もあれば、法人格の取得によって事務負担が増え、かえって事業の実施に支障が出ている団体もあるなど、必ずしも一様でないことが明らかになった。前者のケースは比較的規模の大きい団体に多いが、後者は主に小規模団体に当てはまると同時に、ある程度ではあるが、大都市圏にある団体と地方の団体の違いとしても現れている。こういった様々な団体の違いを超えた「公益指標」を設けることは、当初想定したよりはるかに難しい作業であったが、現在、これまでの研究で得られた成果を整理しながら、報告書の作成を行っている。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] NGO経営の課題2005

    • 著者名/発表者名
      川口 善行
    • 雑誌名

      財団法人名古屋国際センター設立20周年記念論文集

      ページ: 97-103

  • [雑誌論文] 企業経営の公益性評価に関する一考察-NGOによる企業市民評価の調査から-2004

    • 著者名/発表者名
      高木 武夫
    • 雑誌名

      東北公益文科大学総合研究論集 第7号

      ページ: 13-40

  • [雑誌論文] 福祉NPOによる生活の協同2004

    • 著者名/発表者名
      伊藤 眞知子
    • 雑誌名

      生活協同組合研究 343号

      ページ: 25-31

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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