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2003 年度 実績報告書

保健医療NGOが地域・国に及ぼす政治,経済、社会的影響と今後の活動課題

研究課題

研究課題/領域番号 14597010
研究機関清泉女子大学

研究代表者

鈴木 直喜  清泉女子大学, 文学部, 助教授 (10338577)

キーワード東ティモール / プライマリーヘルスケア / アクション調査 / NGO / 国際開発
研究概要

平成15年度、東ティモールでのNGOを通した保健衛生活動は、地域の医療従事者に対するプライマリーヘルスケアのトレーニングを開始したが、これにより予想以上に様々な社会的変化が生じた。トレーニングに使用する教材を自作したが、これが保健省に許可されると同時に、他のNGOからもこの教材を使用したいと話があり、一挙に知名度があがった。それにより、活動地域の役人や地域住民からも、今までは傍観者であった様な人々が、積極的に協力してくれるようになってきた。
このように、ダイナミックに変化していく活動や保健医療活動が及ぼす影響を、どのように記録したり理解していくか分析の枠組みを構築することが重要になってきた。
そこで、現地からの報告をフォローし、一時帰国者に対してインタビューを実施する傍ら、手法、社会開発、医療-社会関係等の文献調査を実施した。具体的には国際開発の専門家、手法であるアクション調査の専門家、地域研究専門家、そして現場での文化宗教が担う重要な役割を鑑みて諸宗教間対話の専門家等と話し合いを持ち、彼らが提案する主な重要文献を収集しそれを分析した。コーネル大学都市地域計画学科の計画論専門家であるジョン・フォーレスター教授をキーパーソンとして、上記分野の専門家達と連絡をとり、本調査に関する助言を受けると当時に重要文献を提示していただいた。特に、コーネル大学では国際開発専門家ノーマン・アップホフ教授と話し合いをしながら、コロンビア大学、コーネル大学、ミネソタ大学図書館を活用して文献収集を実施した。
ミネソタでは、ミネアポリスのルーテル神学校で世界宗教の教鞭をとる小山晃佑教授と、面会し、宗教間対立の政治、社会、文化的側面を、東ティモールの文脈と関連づけながら議論した。

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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