研究課題/領域番号 |
14597014
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
川口 清史 立命館大学, 政策科学部, 教授 (40102157)
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研究分担者 |
白石 克孝 龍谷大学, 法学部, 教授 (80187517)
立岡 浩 花園大学, 社会福祉学部, 助教授 (40301650)
新川 達郎 同志社大学, 大学院・総合政策科学研究科, 教授 (30198410)
吉田 忠彦 近畿大学, 商経学部, 助教授 (20210700)
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キーワード | NPO / コミュニティ / 超高齢社会 / 特定非営利活動法人 / ネットワーク / 経営戦略 / マネジメント |
研究概要 |
本年度は本研究の初年度にあたるため、主に本研究の土台作りに取り組んだ。まず、研究会を通算3回開く中で、研究代表者・研究協力者各人の本研究に対する問題意識を確認・意見交換した。また、話題提供者から関連する話題を提供してもらった。こうした研究会の成果として、研究代表者や研究分担者により、著書や雑誌論文の形を取って発表されている。 また、本年度は近畿二府五県及び内閣府認証の特定非営利活動法人(以下NPO法人)、1800ほどの団体を対象にアンケート調査を行った。このアンケート調査はNPO法人の戦略を理解することを目的として行った。一口にNPO法人と言っても、規模や、活動の内容、置かれている環境は非常に多様である。こうした多様性を理解し、何がNPOの経営戦略(の違い)に影響を与えているか、そしてそれらの違いを超えた共通点は何であるかを明らかにしようと考え、調査は行われた。特に今回の調査ではNPO法人の経営戦略として、ネットワークとブランド(信頼性)に焦点を当てて行った。 現在このアンケート調査を回収し、分析を行っている最中である。しかし、アンケートの回収率が著しく低いため(1割未満)、再度の補足調査を検討している。アンケートの回収率が低率にとどまった背景には、現在、わが国ではNPO法人の活動が社会的にクローズアップされており、様々な調査がすでになされていることがあげられる。このため、NPO法人は「調査疲れ」していると考えられるのである。 このため、今後の補足調査においては、直接回収に出向く、アンケートの結果を調査元に公表することを強調するなどの対策を取り、行いたいと考えている。
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