研究課題
本研究の目的は、特定領域研究の申請に向けて、研究会を開き、西洋建築史学の基盤と展望を得るための議論を進めることである。この研究目的に従い、以下のように研究会を開催し、特定領域研究への申請を準備するとともに、西洋建築史学の基盤形成と新たな展望を得るためのセミナーを実施した。第1回:1月27日(東京):基盤研究Cの申請報告および今後の活動についての協議。第2回:4月21日(東京):西洋建築史研究の現状と課題についての協議。第3回:5月26日(東京):研究分担者の若手研究者3名による話題提供と西洋建築史研究活性化の方法を議論。第4回:8月1日(金沢):特定領域研究申請のため、領域名および個別計画研究の陣容、構造、研究課題を協議。第5回:9月28日(京都):研究分担者による建築史および都市史の研究報告、および特定領域研究課題の名称と内容を協議。第6回:10月13日(東京):特定領域名を議論し、決定。申請にあたっての最終的な研究内容確認を行った。第7回:12月8日(熊本):特定領域研究申請完了の説明と報告。研究代表者、研究分担者による研究報告を実施。第8回:2月15日(広島):研究分担者による研究報告および西洋建築史研究の展望について協議。第9回:3月2日(東京):次年度以降の活動について、研究グループ以外の若手研究者、大学院生を交えて意見交換。若手研究者の奨励策、研究発表の促進、建築学会(西洋建築史小委員会)との連携が議論された。以上、9回の会議を通じて、研究者代表者、研究分担者による研究発表と意見交換を重ね、特定領域研究の申請を行ったことで、本研究の目的は十分に達成されたと言える。