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2002 年度 実績報告書

「性格特性→内発的動機付け→継続的学習行動」因果モデルの産業・職種別分析

研究課題

研究課題/領域番号 14653015
研究機関筑波大学

研究代表者

渡邉 真一郎  筑波大学, 社会工学系, 講師 (50282330)

研究分担者 金澤 雄一郎  筑波大学, 社会工学系, 助教授 (50233854)
キーワードopenness to experience / conscientiousness / intrinsic motivation / continuous learning
研究概要

本年度は、Big5性格特性中の解放性と誠実性に着目し、それらの性格特性について直接効果モデルと間接効果を比較した。直接効果モデルにおいては、解放性と誠実性はそれぞれ継続的学習行動にプラスの効果及ぼすという仮説がたてられた(開放性→継続的学習;誠実性→継続的学習)。一方、間接効果モデルにおいては、上記の性格特性のそれぞれの効果は、内発的動機付けを経由して継続的学習へと繋がるという仮説がたてられた(開放性→内発的動機付け→継続的学習;誠実性→内発的動機付け→継続的学習)。
約140名のシステム・エンジニアに質問紙を施行し、得られたデータをSEM技法を用いて分析した。その結果、直接効果モデルも間接効果モデルも支持された。しかし、直接効果モデルに内発的動機を組み込み、継続的学習への効果を統計的にコントロールした場合、直接効果は有意水準に達しないことが明らかとなった。この点は、産業・組織心理学の文献に対してユニークは貢献を付加すると言える。現在、この成果を"When openness to experience and conscientiousness affect continuous learning : A mediational model"と題する投稿用の学術論文にまとめる作業を行っている。また、2003年度American Psychological Societyで発表する予定です。

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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