平成14年度 (1)スーパーバンチ傾斜衝突の幾何学とbeam-beam tune spreadの理論的背景を明らかにした。 (2)任意交差によるbeam-beam tune spreadの解析的公式の演繹に成功した。結果は計算機シミュレーション結果と完全に一致する。 平成15年度 (1)strong-strong 3Dシミュレーションコードの予備研究として行っていた空間電荷効果シミュレーションコード「PATRASH」のユーザーフレンドリーな形式への改造作業とドキュメント作りを行った。 (2)数学的に厳密に取り扱うバリアーバケット力学の構築を開始した。カオス現象の出現するパラメーターを評価した。 (3)スーパーバンチの集団運動を取り扱う計算機コードを開発した。特にHead-tail Instability等の抑制にLadau-dampingがRFバンチ等より効果的に機能する事を見出した。
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