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2002 年度 実績報告書

カラーインクジェットプリンターを用いた成長因子アレイの作製

研究課題

研究課題/領域番号 14654174
研究機関東京大学

研究代表者

松田 良一  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (90165837)

キーワード筋細胞 / 幹細胞 / 細胞成長因子 / カラーインクジェットプリンター
研究概要

6種類の溶液をピコリットルの精度で射出し、任意のパターンでプリントできるカラーインクジェットプリンターの機能を応用し、6種類の成長因子を任意の濃度組み合わせで培養基質上にマトリクス状にプリントし、成長因子アレイの作成を目指すことが本研究の目的である。この成長因子アレイをもちいて、多分化能をもった幹細胞の分化運命を人為的に制御できれば、再生工学上、重要な貢献をすることが期待される。
本年度は、清澄因子アレイを作製するための作業条件の確立をおこなった。その内容は以下の通りである。
1)射出した液体を着弾点上で混合し、かつ基質上で固相化するため、グリセリン、活性化デキストランの濃度と反応条件の検討を行った。その結果、グリセリン濃度1.3-1%の範囲で、良好な混合と固相化が起きることがわかった。
2)成長因子アレイの各セル内の細胞の個数をイメージアナライザー上で定量化するため、各種のDNA結合性傾向色素を用い、700nmで傾向料を測定し、細胞数との相関を検討した所、TOTO-3という傾向色素が最も高い定量制をもつことが分かった。
3)細胞接着因子としてブタ皮膚ゲラチンを用い、カラーインクジェットプリンターにより、様々な太さの直線を任意の間隔で培養基質上にプリンターし、その上に筋細胞C2C12を培養し、筋分化および形成された筋管細胞の形態を比較した所、太さ50ミクロン、感覚100ミクロンにおいて最も太く、分化が進んだ筋管細胞が形成された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Watanabe K., Miyazaki, T., Matsuda, R.: "Fabrication of growth factor array by the use of color ink jet printer"Zoological Science. (In press). (2003)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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