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2004 年度 実績報告書

パターンデータを直接回路化することによる高速物体追跡・認識装置

研究課題

研究課題/領域番号 14655145
研究機関筑波大学

研究代表者

安永 守利  筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 教授 (80272178)

キーワードパターン / 追跡 / 認識 / FPGA / 入出力 / CCDカメラ / サーボ
研究概要

昨年度までの研究推進により,パターンデータ直接回路化によるパターン認識装置のプロトタイプを完成した.これをベースに以下の開発を行った.
1)パターン認識装置のプロトタイプに対して,データの入出力を柔軟に行なえるMeta-I/O機構を付加した.具体的には,FPGAを入出力回路の実装用に用い,入出力仕様にあったI/O回路を常に実現できる機構を実現した.また,接続される入出力機器の方にFPGA上に実装される回路構成データを保持しておく機構も試作した.このような再構成可能な入出力機構により,従来の入出力仕様(例えは,Ethernet, USB, SCSI)に対してコンパクトなハードウェアサイズで効率的な対応が可能となる.さらに,新たな入出力機構に対してソフトウェアだけでなくハードウェア(回路)も適応的に実装することができ,柔軟な対応が可能となる.最終年度である本年度では,この入出力機構を完成し,これをパターン認識装置のプロトタイプに付加することで全体を完成した.
2)物体追跡用のカメラシステムを試作した.具体的には,色情報などをもとに,対象の画面上の位置情報から対象物体を検出しこれに追従するカメラシステム(CCDカメラとサーボモータ,および,検出装置から構成される)を試作した.本カメラシステムと上述したパターン認識装置を組み合わせることで,高速物体追跡の基本性能を実現することができた.
3)昨年度までに試作したパターンデータの直接回路化システムに上記の高速入出力機構と物体追跡用カメラを接続することで,本研究の提案(パターンデータの直接回路化)がシステムプロトタイプとして完成した.今後は,本システムの実世界における本格的な適用を検討する.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] ニューロハードウェアを用いた高速画像追跡・認識システムの試作2004

    • 著者名/発表者名
      安永守利, 相部範之, 山本頼寿
    • 雑誌名

      電子情報 通信学会機能集積情報システム研究会研究会技報 FIIS04-149

      ページ: 1-6

  • [雑誌論文] Performance Evaluation System for Probabilistic Neural Network Hardware2004

    • 著者名/発表者名
      Noriyuki Aibe, Ryosuke Mizuno, Masanori Nakamura, Moritoshi Yasunaga, Ikuo Yoshihara
    • 雑誌名

      Artificial Life and Robotics Vol.8, No.2

      ページ: 208-213

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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