研究概要 |
1.フェルトFRP材とGFRPの熱硬化性樹脂による積層一体化試験および現有材料試験機を用いて試験片の機械試験(曲げ強度、引張強度、弾性係数、バーコール硬度)を実施した。各試験片の作成は次の方法で行った。 (1)ガラスマットに樹脂を含浸して硬化させ、異なる厚さ(1,2,3mm)のGFRPを作成した。 (2)6mm厚のフェルトとGFRPをウレタンフィルムに入れ樹脂を注入して硬化させ、フェルト-GFRP積層一体化試験片を作成した。 2.作成した各試験片(積層厚さH=7,8,9mm)を幅25mmにカットし、曲げ試験片はスパン16H、せん断試験片はスパン3H,4H,5Hの3種を作成した。試験は、GFRPが引張り側補強、圧縮側補強になる2ケースについて行った。 3.地下埋設管渠に作用する土圧、地下水圧、路面自動車荷重を考慮して、更生管の有限要素法解析を実施するとともに、フェルト-GFRP積層ライナーの自立管としての設計法を提案した。
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