研究課題/領域番号 |
14655224
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
中谷 礼仁 大阪市立大学, 大学院・工学研究科, 講師 (30267413)
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研究分担者 |
清水 重敦 独立行政法人, 奈良文化財研究所, 研究員 (40321624)
難波 和彦 東京大学, 大学院・工学研究科, 教授 (20336762)
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キーワード | 連鎖都市 / 都市連鎖 / セヴェラルネス / タイポロジー / 都市史 / 保存 |
研究概要 |
今年度の研究活動として、フィールドワークとデスクワークの2つに分けられる。 フィールドワークは前期に行い、大阪府堺市を対象に行なった。前年度に確立した都市分析手法を用い、現在の都市が以前の都市構造をどのくらい受け継ぎ、またどのくらい変えられているかを明瞭にし、その背後にある受け継ぎのメカニズムを明らかにすることができた。調査は、「古墳」、「古代道」、「中世集落」の3チームに分かれ、それぞれの視点で分析を行った。また、調査後は、各研究者がその内容をまとめ、発表会を行なった。 また、前年度からストックした都市事例をその成立の性質から分類分けを行った。なお、これら前期に行った活動内容は、雑誌『10+1』(「都市はたたる」INAX出版、2003 NO.32)で発表した。 デスクワークは後期に行い、建築・都市計画手法の開発を行った。この活動は2つに分かれ、1.既往デザイン論,デザイン手法の研究、2.デザイン手法の開発である。1は主に都市デザインを専門とするC.アレグザンダーの著作の精読会を行い、そのデザイン手法の特質を明瞭にし、本研究における計画手法の位置づけと方針を明確にした。2はまず大学院授業とリンクして行い、1で得たデザイン方針を基本とし「住宅」、「宅地開発」、「区画整理」における計画手法の開発を行った。これらは各担当者がまとめて、外部研究者を交え発表会を行った。次にそれら計画手法を外部研究者ととちにさらに内容を深めた開発を行った。なおこれら後期の研究内容も近日中に公開を行う予定である。
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