研究概要 |
パラボラ型推進機模型でマイクロ波を集光することにより,大気をブレークダウンしプラズマを生成する作動条件を見出し,安定にプラズマを保持する技術を確立した。また、幾つかの方法で推力測定を行い、推進性能特性を調べた。 1)東京大学における推力測定予備実験 高出力ミリ波装置を使用する前の準備段階として、想定されるインパルスを、組み上げた推力測定系に与え、ロードセルを含む、周辺の計測用電子回路の動作確認を行った。併せて、測定系に見合った力学モデルを考えることで、解析的な出力値と実際の実験値との比較を試み、これによって推力測定装置・方法の確立した。 2)日本原子力研究所那珂研究所における推進実験 日本原子力研究所那珂研究所に実験装置一式を運び込み、同研究所で開発された高出力ミリ波装置を使用して、推進実験・推力測定を行った。その結果、推力電力比400N/MWという大変高い推進性能を得ることができた。
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