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2002 年度 実績報告書

リンゴ果実内部品質の非破壊的評価方法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 14656091
研究機関弘前大学

研究代表者

福地 博  弘前大学, 農学生命科学部, 講師 (00003525)

研究分担者 張 樹槐  弘前大学, 農学生命科学部, 助手 (90261429)
キーワード果実の硬度 / 内部品質 / 非破壊的測定 / レーザードップラー速度計
研究概要

申請者らは,本年度まず果実の硬度を非破壊的に測定するシステムを構築し,その動作確認及び制御用ソフトの開発を行った。具体的には,小型加振装置,制御信号の増幅機器,小型加速度計,レーザードップラー速度計,振動の出力信号をFFT解析するソフト等を購入して,それらを制御するソフトウェアならびにハードウェアを製作・開発し,動作確認及び予備実験等を行った。
そして,ラ・フランス果実の追熟中における硬度変化を非破壊的に測定した結果,本システムで計測された振動出力の第1共鳴周波数と破壊的に計測した硬度の間には,R^2=0.8716とかなり高い相関があることがわかった。即ち,追熟により柔らかくなっていくラ・フランス果実の硬度を非破壊的に計測できることが示唆された。
また,品種"つがる"のリンゴ果実については,室温で放置されていたものの硬度変化を同じく振動出力の第1共鳴周波数と破壊的に計測した硬度の間には,R^2=0.7483とかなり高い相関があることを確認した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 張 樹槐, 福地 博, 加藤弘道, 元村佳恵: "非破壊的計測方法による果実内部障害の検出"第61回農業機械学会年次大会講演要旨. 499-500 (2002)

  • [文献書誌] 張 樹槐, 福地 博, 加藤弘道: "非破壊的計測方法によるラ・フランスの硬度測定"第62回農業機械学会年次大会講演要旨. (印刷中).

  • [文献書誌] 張 樹槐, 福地 博, 加藤弘道: "果実硬度の非破壊的計測方法"富士箱根中日国際学術シンポジウム'2003. (印刷中).

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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