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2003 年度 実績報告書

大学生を対象としたインターネットによる健康コミュニケーションプログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 14657105
研究機関日本大学

研究代表者

原野 悟  日本大学, 医学部, 講師 (80256867)

キーワード健康コミュニケーション / 健康教育 / インターネット / 疾病予防 / 行動科学 / 学校保健
研究概要

前年度に実施した調査結果をさらに解析した。特に、自由記入形式の回答を集計した。その結果、感染症に対する認識が低く、特に麻疹は小児特有の疾患であるとか、軽い疾患であるといった誤解が多かった。そこで、成人麻疹についての情報を提供し、予防可能疾患としての麻疹についての理解を得ることを健康コミュニケーションの主題とすることにした。プログラムを開発するのに先立ち、SWOT分析を行うのを目的として数名の学生に面接調査を実施した。この結果を参考にして、メディアや保健活動の専門家を交えたパネルによりSWOT分析を行い、われわれが行おうとしている大学生に対する成人麻疹キャンペーンにおける強み、弱み、機会、脅威を明らかにした。また、これら調査結果を合理的行為理論に当てはめて、成人麻疹に対する行動変容を促すモデルを想定した。このモデルでは麻疹に対する誤った信念が態度に影響しているものと考えられた。がこれに基づいて健康コミュニケーションプログラムを開発することとしたが、当初予定していた映像によるエデュテイメントは、本研究の予算では実現不可能であることが専門家の意見より明らかとなったために中止とした。代わって、公開予定のインターネットのウェッブ上で動画を付加することでモチベーションを高める補助とすることにした。プログラムで伝えるメッセージを成人麻疹の発生増加と重症化する麻疹、自分が媒介しうる、という3つに絞込み、そのメッセージを表現する動画と、関連する情報を含むホームページを作成した。また、このホームページへのアクセスを促すためのポスターも制作した。来年度はポスターを掲示し、ホームページのメッセージが対象大学生の健康行動や麻疹に対する態度をどのように変化させるのかを調査する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 原野 悟, 鈴木 健修, 横山 英世, 大井田 隆: "マルチメディアを用いた大学生への健康コミュニケーションの試み-第1報-"日本公衆衛生雑誌. 50・10(suppl). 627 (2003)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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