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2002 年度 実績報告書

X染色体遺伝子多型性を用いた皮膚腫瘍性疾患のクローナリティー判定法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 14657204
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

西川 武二  慶應義塾大学, 医学部, 教授 (50051579)

研究分担者 斎藤 昌孝  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (30306774)
田中 勝  慶應義塾大学, 医学部, 助教授 (40188339)
石河 晃  慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (10202988)
泉 美貴  東京医科大学, 医学部, 専任講師 (30228655)
キーワードX染色体 / 遺伝子多型性 / クローナリティー / マイクロダイセクション / HUMURA法
研究概要

1.慶應義塾大学病院皮膚科受診女性患者の中で、治療および検査によって得られた皮膚組織検体のDNA解析を行うことに関して、十分に同意を得られた者のみを対象としている。また、当初の予定通り、皮膚腫瘍性病変および反応性増殖性病変を対象として症例の蓄積を行っている。ちなみに現在のところ26例集まっている。
2.検体は凍結保存用とホルマリン固定用とに分割し、すでに数例に関しては凍結切片とパラフィン切片を作製し解析を開始している。なお、本研究における最も重要なポイントの一つが切片作製であり、マイクロダイセクションによって正確かつ効率良く細胞採取を行うために、いろいろと手法を変えて試行錯誤を繰り返している。これに関しては、共同研究者の所属する東京医大病理学教室からの指導および援助を受けている。
3.マイクロダイセクションによる病変組織からの細胞採取に関しては、特に問題なく行えていると思われる。ここで重要なことは、後のDNA解析に必要となる十分な量の細胞を採取することであり、機器がカウントする数値を目安として、理想的な条件を検討中である。
4.マイクロダイセクションによる採取した細胞からのDNA抽出に関しては、共同研究者の指導および過去の文献を参考として行っている。
5.抽出されたDNAを用いたHUMURA法によるモノクロナリティの検索に関しても、共同研究者の指導および過去の文献に基づいて、同様の手法にて行っている。
6.以上のように、現在は症例の蓄積とともに、切片作製からHUMURA法に至るすべての過程における最適条件を確立することを目標として実験を続けている。

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2013-12-05  

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