研究課題/領域番号 |
14657218
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
豊福 不可依 九州大学, 医学部, 教授 (10117179)
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研究分担者 |
大喜 雅文 九州大学, 医学部, 教授 (10160441)
東田 善治 九州大学, 医学部, 教授 (80128305)
徳森 謙二 九州大学, 大学院・医学研究院, 助手 (40253463)
熊澤 誠志 九州大学, 医学部, 助手 (50363354)
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キーワード | 放射光 / 蛍光X線 / 立体撮影 / 単色X線 |
研究概要 |
本研究では、放射光を用いた2焦点蛍光X線源を開発し、被写体の3次元構造をリアルタイムで立体的にとらえる技術開発を行った。また、高速回転ターゲットを用いて、ミリ秒領域のフラッシュ単色X線の発生とエネルギーの高速スイッチングの技術開発を行い、ステレオ撮影との同時実現をめざすことを目的とした。 (1)2焦点フラッシュ蛍光X線源の改良(豊福、徳森) 平成14年度に開発した2焦点フラッシュ蛍光X線源に改良を加え、パルス幅1msec,パルス間隔1msecのデュアルエネルギーフラッシュ蛍光X線源を製作した。 K吸収端差分の場合には、造影剤に対応した金属フォイル対(例えばヨードの場合、K吸収端33.2keVをはさむバリウム(32.2keV)とセリウム(34.7keV))を固定した。 (2)放射光における基礎実験(豊福、徳森、東田、大喜、熊澤) 高エネルギー加速器研究機構(KEK)の6.5GeV放射光ARを用いて、改良した2焦点フラッシュ蛍光X線源による実験をおこなう。検出器として、高分解能の2台のイメージインテンシファイア検出系(既設)を用いて、ファントムのステレオ撮影を行った。 (3)ステレオ画像の処理と評価(大喜、熊澤、東田) 得られたステレオ動画像に、各種の補正を加え、立体観察できる画質にした。また、視覚による画質評価を行った。 (4)成果発表(豊福、徳森、東田、大喜、熊澤) 15年度に行われた日本医学物理学会および関連学会で成果発表を行うとともに情報交換を行った。
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