• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2002 年度 実績報告書

胚性幹(ES)細胞の分化制御による再生医療に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 14657279
研究機関横浜市立大学

研究代表者

谷口 英樹  横浜市立大学, 医学部, 教授 (70292555)

研究分担者 中内 啓光  東京大学, 医科学研究所, 教授 (40175485)
キーワードES細胞 / 細胞分化 / 再生医療
研究概要

胚性幹(ES)細胞の分化制御による再生医療に関する基礎的研究
全能性を持つ胚性幹細胞(embryonic stem cell : ES細胞)の肝細胞への分化誘導法を検討し、細胞移植等に必要な規格化された安全性の高い肝細胞を人為的・恒常的・工業的に大量に供給可能とし、肝臓の再生治療法を確立することを目的として研究を行った。初期目標として、肝実質細胞へ分化の方向性が決定された肝幹細胞(hepatic stem cell)を、ES由来細胞群の中からFACS (fluorescence activated cell sorter)を用いた精度の高い細胞分離法により特異的に選別・回収する方法論の確立を試みた。ES細胞をLIF (leukemia inhibitory factor)の非存在下に培養し、内胚葉系細胞の特異的マーカーであるHNF (hepatocyte specific nuclear factor)3、HNF4、albumin、alpha-fetoproteinの発現を定量的RT-PCRにより解析したところ、培養14日目以降に肝細胞マーカーの発現が上昇することを確認した。また、これらの分化マーカーの発現は胚様体の接着培養系において、より効率よく誘導されることを明らかにした。
来年度の研究では、この肝細胞へ分化しつつある細胞群を選択的に回収するために、FACSによる細胞分離法を用いた研究を計画する。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] H.Miyashita, H.Taniguchi et al.: "Evidence for the hepatocyte differentiation from embryonic stem cells in vivo"Cell Transplantation. 11(5). 429-434 (2002)

  • [文献書誌] 谷口 英樹: "肝臓幹細胞.再生医療光学の最先端、〓義人編集"シーエムシー出版. 7 (2002)

URL: 

公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi