研究分担者 |
岡田 祐二 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 助手 (10305550)
田中 守嗣 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 講師 (10227184)
赤毛 義実 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 助教授 (90264720)
山本 稔 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 助手 (70347417)
沢井 博純 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 助手 (40336681)
|
研究概要 |
【方法】 1.SW1990の肝転移能に対するアンチセイスIL-1αDNAの効果(経脾肝転移モデル) IL-1αのcoding regionに対するアンチセンスIL-1α cDNAを発現ベクターpIRES neoに挿入し、ヒト膵癌細胞株SW1990にリン酸カルシウム法にて遺伝子導入し、形質転換し、IL-1α非発現株を株化した。5週齢雄性ヌードマウスを用い、経脾肝転移モデルにて肝転移能を評価した。 2.膵癌細胞株の転移能とNFκBの関連性について(NFκB gel shift assay) 各細胞(BxPc-3,SW1990,Capan-2,Mia-PaCa-2,IL-1Ra treated cells, Mock vector transfected SW1990,IL-1α Antisense cDNA transfected SW1990)から核蛋白を抽出し、NFκB gel shift assayを施行した. 【結果】 1.IL-1αアンチセンス導入群では肝転移は認められなかった。 2.肝転移能を有するBxPc-3,SW1990にてNFκBの核内移行が認められ、NFκBの活性化が認められたが、非転移株のCapan-2、MiaPaCa-2では認められなかった。IL-1Ra、Antisense導入にてIL-1αを抑制したが、NFκBの活性に変化は認められなかった。
|