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2002 年度 実績報告書

ヒト角膜内皮細胞における発現遺伝子の分子生物学的機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 14657451
研究機関自治医科大学

研究代表者

水流 忠彦  自治医科大学, 医学部, 教授 (90126128)

研究分担者 原 岳  自治医科大学, 医学部, 講師 (40240717)
猪木 多永子  自治医科大学, 医学部, 助手 (80306117)
酒井 理恵子  自治医科大学, 医学部, 助手 (20316540)
木野内 忠稔  自治医科大学, 医学部, 助手 (90301457)
キーワード角膜 / 内皮細胞 / cDNA / 遺伝子 / DDB2 / 派生体
研究概要

正常角膜内皮細胞に関する遺伝子情報は、角膜内皮細胞の機能を明らかにするためにも、また遺伝子異常に基づくヒト角膜内皮疾患の研究にとっても不可欠である。そこで我々は、アメリカアイバンクの協力を得て、ヒト角膜内皮細胞からmRNAを抽出し、2663個の遺伝子情報よりなるヒト角膜内皮細胞cDNAライブラリーを作成した。次にこれらの遺伝子をもとに作成されたライブラリーのなかで新規の遺伝子であり、かつ角膜内皮細胞に発現率の高いもの(GS3582=遺伝子発現数21個 他の全身臓器、組織で発現した全遺伝子数に占める角膜内皮遺伝子における遺伝子発現率75%)につき、遺伝子のクローニングを行った。別に作成したphage cDNAライブラリーより、角膜内皮細胞gene signiture(GS)前後の配列を決定することができた。これまで本配列と完全に一致する配列の報告がなかったため、Gene Bankに登録した(登録番号Af484960)。DDB2(damaged DNA-binding protein 2)も角膜内皮細胞における発現率の高い遺伝子であり、DNA障害の修復にかかわる蛋白である。角膜は日常的に紫外線に曝され、DNA障害を受ける可能性がある。そこで角膜内皮細胞における機能解析を行うために、まず角膜内皮細胞におけるDDB2のcDNAの全長を検討した。結果として従来の配列のものに加えて、選択的スプライシングにより生成される4つの派生体を同定した。FLAGタグを付加した派生体タンパク質をHeLa細胞にて発現させ共焦点レーザー顕微鏡にて細胞内局在を検討したところ、これらすべてが核に局在することが明らかとなった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Sakai R, Kinouci T, et al.: "Construction of human corneal endothelial cDNA library and identification of novel active genes"Invest Ophthalmol Vis Sci. 43・6. 1749-1756 (2002)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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