研究課題/領域番号 |
14657469
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
坂井 英隆 九州大学, 大学院・歯学研究院, 教授 (80136499)
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研究分担者 |
清島 保 九州大学, 大学院・歯学研究院, 助手 (20264054)
小林 家吉 九州大学, 大学院・歯学研究院, 講師 (40243951)
松尾 拡 九州大学, 大学院・歯学研究院, 助教授 (70238971)
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キーワード | 器官培養 / 幹細胞純化法 / 歯原性幹細胞 / 歯胚 / 発生と再生 |
研究概要 |
BALB/cマウス胎齢10日(E10)より実体顕微鏡下、微小カッティング装置を使用し組織ダメージを極力抑え下顎を採取し、トリプシン処理により細胞単位で回収し、回収された細胞について、fluorescene-activated cell sorter (FACS)で幹細胞純化法に沿って、歯胚幹細胞を含むと予想される未熟な細胞群を分画した。Hoechest 33342蛍光色素を用いた幹細胞純化法は、臓器特異的幹細胞を含んだ未熟な細胞が形質発現している細胞よりDNA結合色素を細胞外へ排泄する高い能力を利用したものでありるHoechest 33342陰性細胞集団を限界希釈解析法で培養後、シングルコロニー形成のみられる細胞を回収し、下顎を採取時に同時に採取、器官培養しておいた胎児腕組織の皮下に移植し、細胞増殖するか否かを検討した。現在の所、下顎から採取したHoechest 33342陰性細胞集団の中に増殖活性を有する細胞は認められていない。これはHoechest 33342陰性細胞集団の多くがG0期にあるためと考え、現在各種増殖因子を加え培養し、増殖活性を誘導する事を検討中である。
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